幼児組(3・4・5歳児)の様子

2024年度11月の様子

 かば組

「今日は、お庭だよ」と声をかけると「たけぽっくり、できる?」と、楽しみにしていたようで初日から取り組んでいます。絵をみせあったり、のっている子をみて、自分の竹ぽっくりを探しに行っている子もいました。
 長い夏の間に“生活する力”をつけてきたかば組の子は、一人で着替えをしたり朝の準備や帰りの支度も自分からできるようになったなと実感しています。なかよし仲間の関係もできてきて、久しぶりの散歩初日は、自分で散歩の準備をすると、ぞう組の子と手をつないで散歩先に向かいました。11月も、戸外でたくさん身体を動かして、思い切り遊ぶ楽しい生活を中心に、よく食べ・よく眠るリズムを大切にしていきたいと思います。

  

きりん組
 ぞう組や大人への“憧れ”をエネルギーに、とにかくなんでもやりたい!きりん組の子どもたち。フリスビーやボール運びなど、ひとつ遊びをつくると「わたしも!」「ぼくも!」とのってきて、気づいたらきりん組の子が中心となって遊んでいます。

 縄跳び(短縄)も、自分たちで縄の結び方を教え合ったり、集団としてのまとまりもでてきたように思います。遊びを通じて、友達関係にも少しずつ変化がみえています。友達関係の広がりに伴って、思いのぶつかり合いや“うまくいかないこと”も増えてくるかもしれませんが、自分の気持ちや相手の気持ちに気づく大事な経験です。その時、その時の、“いちばんいいこたえ”を子どもたちと一緒に探しながら繋がりを見守っていきたいと思います。

 ぞう組

 竹馬や大縄・棒のぼりの練習をしたり、ぞう組用のファミスポTシャツを染めたりと、〈ファミリースポーツまつり〉に向けて、気持ちを高めています。楽しみな気持ちだけでなく、不安や緊張も当日に近づくにつれて増してくると思いますが、仲間の力・見守ってくれている保護者や保育者の力をたよりに、いろんな気持ちにであってほしいなと思います。大人も、挑戦する恐さや、失敗する悔しさに勝る“できる喜び”を味わえるように支えていきたいと思います。

 

過去の幼児組の様子

2024年度10月の様子

 手づくりの竹馬・天狗下駄・竹ぽっくり

先月は交流会へのご参加、ありがとうございました。
最近やっと涼しくなり、お庭で遊べるようになりました。「今日はお庭に出られるよ」と声をかけると、「竹馬やりたい」「天狗下駄やる!」と言って、張り切って出て行く子どもたち。そんなぞう・きりん組の姿を見て、かば組も自分の作ったぽっくりを探しに行き「これ描いたんだ~」「ママ・パパが作ってくれたの」と、嬉しそうに話してくれます。K君は完成したその日に猛練習し、1人で4歩進めるようになりました。そんな姿に刺激され、ぞう組は練習中です。乗れること・チャレンジカードをクリアすることだけがゴールではなく、頑張る過程を一番大切に支えていきたいと思っています。足の指を真っ赤にしながら練習する姿に、日々感動です。

    

エピソード紹介
~何がいいですか?~

9月の初めに、おままごとコーナーにパフェグラスを出しました。大人が席に座ると「何がいいですか~?」と言って、メニューを持ってきてくれたKT君。その様子を見たAKちゃんも座り、AKちゃんはパフェ作り、KT君はメイン料理を作るという見事な作業分担をしていました。あっという間に机の上は料理で満たされました。少しすると、SHちゃんもやってきて一緒に遊び始めます。今度はKT君とAKちゃんが食べる番になり、SHちゃんと大人でたくさんの料理を振舞いました。パフェグラスはとても人気で男の子も女の子も皆おままごとで盛り上がっています。

2024年度9月の様子

 外に出られない日がほとんどでしたが、子どもたちは室内でじっくり遊びこめたり、ホールでは身体づくりを意識した遊びをたくさんしてきました。3クラスの子どもたちがそれぞれに楽しんだ夏だったと思います。暑さが落ち着いてきたら、庭や散歩先などで、思いっきり鬼ごっこで走り回ったり、バッタやトンボなど秋の虫探しやドングリや木の実、色づいた落ち葉拾いなど、ちいさな秋を子どもたちと見つけるのも楽しみです。

夏はドッジボールがブーム!!! 
 毎年、室内で過ごす時間が増えるこの時期、ホールではドッジボールが人気で盛り上がります。昨年もそうだったように、ぞう組が中心になり「ドッジボールしよう!」と誘いあって始まりました。人数が集まるとぞう組の中で“リーダー”を決め、チーム分けやジャンプボールを仕切るなどの役割をしています。この“リーダー”は、ここ数年、ぞう組になったらできることとして引き継がれているのですが、上記の役割だけでなく、ゲームが円滑に進んでいくように、けんかの仲裁をしたりといろいろなことに気を配る姿もあります。まだまだルールは分かっていても、当てられて素直に外野に行けないかば組やきりん組にも、「アウトだよ!」と厳しく言ってしまっていたぞう組が、次第に「あーしょうがないな、特別に復活していいよ」「次当たったらアウトだからね?」などと相手の気持ちを汲みながら、どう関わったらいいのか工夫するようになっていきました。私たち担任も「リーダーは王様じゃないから、みんなが楽しく遊べるように考えられる人なんだよ」などと日々伝えていきました。はじめはかば組が泣いてすねてしまったり、言うことを聞いてくれなくてうまくいかない経験もたくさんしながら、だんだんとリーダーらしくなっていくぞう組の成長を感じる時間でもありました。これから暑さが落ち着き、庭遊びや散歩ができるようになったら、鬼ごっこやかくれんぼなどの集団遊びも復活します。その時に、この夏のリーダーの経験を活かし、ぞう組が中心になって、盛り上がっていったらいいなと楽しみです。

 

ぞう組~竹馬への道のり~交流会予告編
 “足と手を同時に動かす”竹ぽっくり、 “バランスを取りながら歩く”天狗下駄、そして竹馬へ…段階を踏むことで竹馬に乗れるようになる力をつけていきます。竹馬が始まると、子どもたちは“チャレンジカード”に沿って、頑張って練習し、1つ1つクリアしています。

 乗れることが全てではなく、自分自身で目標に向かって努力をすること、また友だちと励ましあいながら切磋琢磨して いく、その「過程」を何より大切に考えて関わっています。

2024年度8月の様子

かば組
 4月と比べると、遊びの内容が一段とアップしているかば組。5月頃には難しかった絵筆の使い方が巧みになり、表現の幅が広がった描画。井形ブロックを繋げて乗り物を作るだけでなく、人形を乗せて自分達で作った街を走らせています。ホールでは、ルールを理解して自分からボールをとりにいくのはまだ難しいですが、ドッジボールにも参加しています!
 着替えも、手伝おうとすると「じぶんでやるから」と一人でやったり、手伝ってほしい子も声かけや少しのサポートで自分でできるようになりました。

   

 きりん組
ぞう組の〈お泊り会〉を見たり、〈配膳活動をみる会〉を通して、憧れの気持ちや自分達がぞう組になることへの期待をふくらませています。〈配膳活動をみる会〉では、“大変”な印象よりも、“やってみたい”気持ちが勝ったようで、「はやく、ぞうぐみになってはいぜんしたいな」と笑顔で言っている姿もみられました。

最近は、〈なかよし仲間〉のかば組の子だけでなく、絵の具やドッジボールなど、一緒に遊んでいるかば組の子が輪に入れるようにフォローしています。少し余裕がでてきて、4月の頃とはまた違った“お姉さん・お兄さんらしさ”が感じられます。

ぞう組
〈お泊り会〉や〈梅ジュースづくり〉と、行事を重ねながら仲間同士の絆を深めていくぞう組。〈納涼会〉の後は、自分達で工作や部屋にあるものをつかって“お祭りごっこ”を楽しんでいます。
ホールではドッジボールが盛り上がっています。ぞう組の中から「リーダー」を決めると、「リーダー」がボールを持ってチーム名を決めます。毎日違うメンバーで、かば組・きりん組もいる中、どうやってルールを共有したりチーム名を伝えていくのか…大人も間に入りながら、一緒に考え、協力して“みんなであそぶ”ことの大変さや楽しさも味わえるように見守っていきたいと思います。

  

2024年度7月の様子

6月14日~15日でお泊まり会を行いました。食事係・お楽しみ係・お風呂係の3つに5人ずつ分かれて、準備を進めていきました。そして、ついに迎えたお泊り会当日。天気にも恵まれ、外で行う工程も滞りなく出来ました。お風呂はドラム缶風呂なのですが、こわがる様子も特になく、気持ち良さそうに入浴していました。スイカ割りも無事に割る事ができました。

 次はお待ちかねの夕飯です。自分たちで作ったカレールーを、ごはん・パン・うどん、どれかを選んでかけられるバイキング方式です。中には3種類全部を食べる子もいました。作ったちょうちんもここで点灯です。食べていくうちに空が暗くなってきて、ちょうちんの灯りがとても綺麗でした。

 夜は寂しくて涙を見せる子もちらほらといましたが、大人と一緒に夢の中へぐっすりと…朝までよく寝入っていました。起きてから宝探しと朝食を楽しみ、お迎えの時間となりました。お迎えが来た時の自信に満ちた表情が、とても良かったです。

 そして、お泊まり会の様子を隣の部屋から眺めていたかば・きりん組。かば組は初めて近くで見学し、お泊まり会では何をするのか、大人に沢山質問していました。「僕、私たちもやるの?」と、既に泊まる気が満々でした。きりん組は去年・今年と連続して見ているので「お風呂もやるし、ごはんも食べるんだよね」と、予定を把握していました。“来年はこれをやりたいなぁ”と話し合いながら見ていました。

2024年度6月の様子

「かば組」

 先月マナーの話を聞き、その日の午後から自分たちで下膳を行うようになりました。「自分でできる」ことが誇らしく、慎重に空になった皿やお椀を運んでいます。幼児クラスの生活にもずいぶん慣れ、塗り絵や工作コーナーが人気です。「これはママのプレゼントなの」「パパにお手紙書いてるんだ~」と家族のことを思い浮かべながら楽しそうに制作していますよ。工作ではハサミやのりにも挑戦し、遊びながら使い方を学んでいます。

「きりん組」

 きりん組になって2か月がたち、自分たちの気持ちにも少し余裕が出てきました。お兄さん、お姉さん気分でかば組の子と一緒に遊ぶ姿も見られます。庭で毎日のように親しんでいるダンゴムシ。「ダンゴムシ飼いたい!」という子どもたちの発信から、虫かごに“ダンゴムシハウス”を作ってみています。図鑑で「ダンゴムシは何食べるのかな?」「葉っぱだよ!」とみんなで調べています。ダンゴムシ博士になるのも近いかも?!

「ぞう組」

 6月のお泊り会へ向けて話し合いを進めています。夕ご飯のメニュー決め、食事・お風呂・おたのしみとグループに分かれ、それぞれ話し合いながら自分たちで『お泊り会』の形を作っているところです。「お風呂とご飯は楽しみだけど、泊まるのはちょっとだけ嫌なんだよなぁ…」と言う声もちらほら。不安な気持ちもありながら、友だちと支え合い、楽しみを増やしながらすすめていけたらと思います。

手押し車のススメ
 
懇談会でもお伝えしましたが、保育園では体幹を鍛える遊びとして、手押し車を取り入れています。(昨年度職員が受けた研修より)

 手押し車をするためには、まず両腕で自分の体重が支えられなくてはいけません。そのためには、マットの上でくまさん歩きやハイハイの動きをたくさんすることも大切です。体幹を鍛えるには手押し車を毎日行うことと聞き、取り組み始めましたが、毎日となると保育園だけではとても足りません。ぜひご家庭でもやっていただきたいなと思っています。園と家庭と一緒に、子どもたち自身が自分の身体を支え、操作する力を高めることで、大きな怪我の予防にも繋げていきましょう!

2024年度5月の様子

「かば組」

 〈なかよし仲間〉のぞう組と手を繋いでのお散歩や、〈誕生日会〉に〈運動あそび(前回り・鉄棒)〉など初めてのことがいっぱいだった1ヶ月。これからも、それぞれのペースで保育園の“すきなこと”“たのしいこと”を見つけていきましょう。

 朝の時間に遊んでいたNちゃんとぞう組のIちゃん。Iちゃんのねこグループがお散歩で、はなれてしまうのが悲しそうな2人。Iちゃんが散歩から帰ってくるとNちゃんのところへ行き、「はい!」とお散歩で拾ってきた桜をプレゼント。とても嬉しそうなNちゃんは、着替えのときも大事に桜のお花をもっていました。少しずつ、お姉さん・お兄さんとの関係をもちながら生活しています。

「きりん組」

 「わたし・ぼく、もうきりん組だから!」という声があちこちからきこえてきた4月。お世話される側から、する側へ!“大きくなったこと”を自分でたしかめるようでした。散歩前の準備も1人ですすめていきます。かば組で1年かけて、自分で生活する土台をつくってきたことが分かりますね。

 庭で遊んでいると「なかまにいれてくれない!」と泣きながら歩いてくる女の子。少しすると、1人の女の子が「“はいっていいよ”っていってるよ。」と誘いにきてくれますが、断られたショックが大きく遊びたい気持ちになれません。その姿をみて断った男の子も「ぼくだって泣きたいきもちだよ…」と思いがこぼれます。思うようにいかない自分の気持ちと、友だち関係。この友だちの輪をくぐって、自分を知り、友だちを知る大事な時期です。ていねいに見守っていきたいと思います。

「ぞう組」

 ぞう散歩にぞう集まり、配膳活動とぞう組ならではの生活が始まり、ワクワク半分・ドキドキ半分。1週間もすると気持ちの疲れもみえてきたので、それぞれのペースにあわせながら生活を見守っていきました。配膳の時間になると「もう時間だよ。」と声をかけてくれる子や、かば組の子の布団たたみや布団運びのお手伝いをしに来てくれたりと、率先して行動している姿は頼もしいですね。

 庭にでると、ぞう組から「“網なげた”やろう!」「“氷オニ”しよう!!」と、みんなを誘って遊びをはじめていきます。これまでの積み重ねと、これからの経験がどんなふうに合わさって大きくなっていくのか楽しみです。

2023年度3月の様子

【幼児組:3(かば組)・4(きりん組)・5(ぞう組)歳児】

 今の仲間で過ごせる時間も残り1か月。あっという間に、卒園・進級の時期がやってきました。あとわずかの時間ではありますがめいっぱい遊び、ぞう組との楽しい思い出を1つでも増やし、みんなの笑顔でぞう組を送り出したいと思います!

 かば組、きりん組はひとつ上のクラスになる喜びがありつつも、不安になることもあるかと思いますので、 ご家庭と園とで子どもたちの姿をよく伝え合っていけたらと思います。気になることがありましたらいつでも お声掛けください。

☆1年間の成長

かば組

4月、幼児組に進級して新生活がスタートしました。最初は緊張も大きく、上手く気持ちを伝えられない姿もありましたが、今ではすっかり慣れてなかよし仲間と毎日楽しくごはんを食べています。お喋りも上達し、自分たちでやり取りをすることも増えて、友だちとケンカしてしまった時はお互いに話をして解決する時もあります。また、色鉛筆を使えるようになったり、跳び箱が出来るようになったり、思い切って大縄の技に挑戦してみたり…お兄さん・お姉さんの刺激を受けて、言葉も遊びの幅も広がった実りのある1年でした。

きりん組

 初めて年下のなかよし仲間が増えて、ワクワク・ドキドキな気持ちでお世話をしてくれたきりん組の子どもたち。自分たちがぞう組にしてもらったように、かば組に優しくしようと頑張ってくれていました。そんな憧れのぞう組を相手に、遊びでは負けないぞ!と氷オニやドロケイでは懸命に走っています。最近はあつまりも始まり、時に意見がぶつかり合いながらも笑顔で過ごしています。今月は祝う会への参加や配膳伝授など、進級を控えたイベントがいくつかあります。どれも無理のないよう、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

 

ぞう組

 保育園生活もあっという間に卒園へと近付いてきました。この1年、お泊まり会・お泊まりフェスティバル・ファミスポなど、行事やあつまりを通して他人への思いやり、言葉遣い、物や命の大切さなど様々な事を学んできました。最高学年として下の子たちの見本となるように日々頑張っています。2月からはお昼寝もなくなり、小学校への期待と不安でちょっぴりドキドキしながらも、ぞう組だけで過ごせる特別な時間を楽しんでいます。

2023年度2月の様子

【幼児組:3(かば組)・4(きりん組)・5(ぞう組)歳児】
2月といえば…節分。保育園には今年も2/2に鬼がやってきます。
鬼面の製作も進行中です。かば・きりん組は、好きな顔の形(○△□)の画用紙にクレヨンで色を塗ったものや、鬼面を見ながら絵の具で描き、切り抜いたもので作ります。ぞう組は、紙袋を土台にして顔のパーツをくり抜き、絵の具で色を塗り毛糸の髪の毛、角をつけ個性豊かにつくっています。自分でどんな鬼にしようか考え、できたものは部屋や食堂に飾り、もうすぐ“せつぶん”という気持ちが高まっています。
節分をただ鬼が恐い行事でおわらせず、「鬼は外!」と自分の中の退治したい鬼を払い、「福は内!」と福を呼び込み、みんなが健康で幸せに暮らせるように願う行事として子どもたちに伝えていきます。

2023年度1月の様子

かば組:3歳児

 色鉛筆を使って塗り絵やお絵描きを楽しんでいます。「これでいい?」と保育者に持ち方を見てもらいながら、細かい模様の塗り絵に集中して取り組んでいます。鉛筆の持ち方は、お箸の持ち方にも通じます。遊びの中で指先の発達を知ることでお箸を使うタイミングを見る目安にもなっています。

 Rちゃん、Sちゃん、Eちゃん、Oくん、Kくんで塗り絵をしている時に「可愛いね」「素敵だね」と互いに声を掛けながら進めている光景が、微笑ましかったです!
お絵描きがブームになってから、マッキーペン、ポスカ、クレパスなど、色鉛筆以外にもたくさんの画材を使って、思い思いの作品を作り上げています。

きりん組:4歳児

 竹馬・縄跳びのチャレンジカードに意気揚々と挑戦する日々を送る子どもたち。
カードに書いてある技をクリアする事だけではなく、“やってみよう”の気持ちや、頑 張って何度も挑戦する過程も大事にしたいと考えています。

 最初は「できないから…」と言っていたYくん、Kくん、Sくんも、Kちゃんやなつきちゃんに「一緒にやろう!」と誘われたり、「大丈夫、跳べるよ!」と背中を押されて大縄の練習をしています。引っかかっても挫けず続けて、跳べるようになった時には「見て、できたよ!」と、とても良い笑顔になりました。Tくんが竹ぽっくりで庭を一周出来た時にはIちゃんとKちゃんも拍手で一緒に喜び合っていました。

ぞう組:5歳児

 なかよし仲間との関わりも、寂しいもので残り3ヶ月となりました。煙中訓練の際、TくんはEちゃんに「口塞ぐんだよ」と教えてくれたり、食事の際は、IくんとAちゃんが同じ食事テーブルの子の苦手なものを減らしてくれたりと、頼りになる存在です。 そんな頑張り屋さんなぞう組ですが“うまはとしとし”など触れ合いあそびを始めると「僕も」「私も」と押し寄せてきます。

 時には保育者と1対1で甘えたい!という姿が可愛らしいです。
就学に向けて不安な気持ちも出てくる頃かと思います。お家でも膝に乗せながら話を聞いたりと、ほっと一息つける触れ合いの時間を作ってみてくださいね。

2023年度12月の様子

〈集団遊び〉

 今、幼児クラスでは、「あみなげた」「氷オニ」「バナナオニ」「引っ越しオニ」「フープリレー」「どんじゃん」など色々な遊びが盛り上がっています。最初は少人数で始まった遊びも繰り返し行うことで参加してくる子どもたちの人数も増え、かば組の子たちが参加する姿も見られています。子どもたちの中には離れて集団遊びをじーっと見ている子たちもいますが、見学していることも立派な参加という視点で見守っています。そして日々見ている中でルールが分かってきたら「いーれーてー」と参加してくることもあります。

 また、真剣だからこその喧嘩や問題も起きます。例)「(オニ役の)〇〇くんのタッチが強くて痛かった!」「今のはタッチされていない」「いや、タッチしたよ!」「タッチされたけどオニやりたくない」などなど…

 そのような何か困った事があると保育者が「こうするんだよ」と決めてしまうのではなく、その都度子どもたちと一緒に『皆で楽しく出来るにはどうしたらよいか』話し合いながら進めています。

~そんなある日のエピソード~

 園庭でくまG、ねこGの2チームに分かれリレーをしていた時、ねこGが負けてしまいました。「〇〇ちゃんが遅いから負けたんだよ」「遅いって言わないで!」と不穏な空気が流れていました。保育者が間に入ろうとすると、かば組のMちゃんが「勝っても負けても楽しむことが大切なんだよね!」と言ってくれました。その発言に誰も言い返せる子もおらず、傍にいた保育者は感動しました。その後、誰かのせいにするのではなくて、自分のチームがどうしたら速くなるか、子どもたち同士で作戦を考えるようになってきました。

 〈きりん組〉竹馬チャレンジカードを子どもたちに配りました。
今までぞう組だけが持っていた竹馬チャレンジカードでしたが、ファミスポ後、きりん組の子どもたちにも配りました。ファミスポへ向けてがんばるぞう組の姿を見ていたきりん組は、次は自分も!と刺激を受け、やる気十分!まずはぽっくりや天狗下駄に乗れるようになることが竹馬への挑戦の条件なので、練習を始める姿も増えてきました。
チャレンジカードは①、②、そして伝説のチャレンジカードとレベルアップしていきます。

2023年度11月の様子

◎ぞう組お泊りフェスティバル、ファミスポを終えて…

 10月に大きな行事を2つ乗り越えたぞう組。お泊りフェスティバルの翌週、子どもたちはとても良い笑顔でした。担当保育士と共に自分たちで計画し、作り上げた会をやり遂げたことは自信、そして喜びに繋がりました。

 そんな自信を存分に発揮したのがファミスポです。「竹馬は選んでないけどね」と言いつつ、毎日庭で練習していたJちゃんやRちゃん。最初は支えてもらいながらスタートし、自分でどんどん歩けるようになると「やっぱ竹馬を選ぼうかな」と選択種目の変更をしていました。本番当日、堂々と終わりを迎えた子どもたち。その姿に元気と勇気をもらいました。ファミスポが終わった後も竹馬の練習をしています。目指せチャレンジカードクリア!

◎きりん組半年後には最高学年に

 ぞう組だけの活動があると必ず「私(僕)もぞう組になったらあれやるの?」と言うきりん組の子どもたち。楽しみな気持ちと、ちょっぴり不安な気持ちが混ざったような、そんな表情をしています。

 10月はぞう組の集まりも多く、きりん・かば組で過ごす時間も長かったので、かば組のお世話はお手のもの。Eくん、Kくん、Kくんはサッカーや鬼ごっこが大好きで、お互い誘い合ってよく庭に向かっています。

 また、Aちゃんはなかよし仲間のJくんが休みの日には「あこがやってあげるんだ」と言ってKくんの着替えを手伝ってくれています。ふと子どもたちと出会った当時の事を思い返すと、本当によく成長したなぁ…としみじみします。憧れのぞう組さん目指して頑張ろう!

◎かば組たくさんの「やってみよう」

 ぞう・きりん組に感化され、様々な遊びに挑戦していくかば組。Mちゃんは大縄を跳べるようになり、今は短縄での縄跳びを取り組んでいます。そんなMちゃんの姿を見て、Eちゃんも縄跳びに挑戦!最近は補助付き竹馬に乗ったりと2人で様々な運動に取り組んでいます。

 また、他にもドンジャンや網投げたが流行り始め、かば組も参加しています。少しずつルールを覚えてくると、負けて悔しい思いをすることも…。Aくんはぞう組の子が両手を広げてタッチしやすくしている姿を見て「Aもやってみる!」と、どうしたら勝てるのかを研究していました。色々な経験をして、成長に繋げていってほしいなと思っています。

 

2023年度10月の様子

手づくりの竹馬・天狗下駄・竹ぽっくり

 先月の交流会で親子で作った手作りおもちゃ。参加できなかったぞう組の子どもたちの竹馬は後日担任と作り、全員完成しました!

 9月も数日でしたが、お庭に出られる日があり、「今日はお庭に出られるよ!」と声をかけると、「竹馬やる!」「下駄やる!」とはりきって出て行く子どもたちの姿がありました。

 そんな、ぞう・きりん組の姿を見て、かば組も自分の作ったぽっくりを探しにいき、「これ、描いたんだ~」「ママ・パパが作ってくれたの」と嬉しそうに話してくれます。“自分だけのもの”とみんなうれしそうです。

 ぞう組のAちゃんやSKちゃんは昨年のファミスポでぞう組の姿を見て刺激され、きりん組のときから練習していたので、もう乗れるようになりました。

 もちろん乗れることだけがゴールではなく、乗れるように頑張る過程を一番大切に支えていきたいと思っています。久しぶりの外遊び。最高の相棒ができたので、たくさん遊んでもらいたいと思います。

この夏の流行~ドッチボール

 この夏は毎日のようにドッチボール三昧でした。例年、ぞう組を中心に盛り上がる遊びですが、今年のきりん組はKIくんをはじめ、Yくん、Sくん、Nちゃん、KJくんと積極的に参加してくる子が沢山いました。

 ぞう組がチームを決めるなどのリーダーを担い、進めていきましたが、ゲームの中ではぞう組に負けず劣らずの活躍をするきりん組たち。ぞう対きりん・かばという試合もなかなかいい勝負をしていました。

 かば組は、夏の初めは(気になるけど、ちょっと怖いな…)という様子でホールの入口から覗いていたSTちゃんやMちゃん、Eちゃん。それを見て、ぞう組のSちゃんやJくん、Tくんが「ボールとってあげるからおいで!」と手を取り、一緒に逃げながら自分が取ったボールを持たせ、「ここから投げてごらん」と世話をしてくれる場面も。

 保育者が何か言ったわけではなく、子ども自身が“してあげたい”という気持ちで行動していたことがとてもうれしく思いました。「見てるのがいいの」と審判をする担任の横に座り、「がんばーれ!」と応援団をしているRちゃんや入口からそっと見ているKくん。

 この“見ている”ことも立派な参加方法だと思い、大事にしているところです。見ているうちに、その子自身のタイミングで「参加したい!」と思ったときに背中を押してあげたいと思いながら、日々見守っています。

 

2023年度9月の様子

 今年の夏もたいへんな猛暑でしたね。外に出られない日がほとんどでしたが、子どもたちは室内でじっくり遊びこめたり、ホールでは〇〇ランドと称して身体を動かしたりして過ごしました。また今年の夏はドッチボールが大人気となり、3クラスの子どもたちが一緒になって楽しんできました。

 厳しい残暑が続きますが、季節の変わり目は寒暖差も大きくなるので、体調を崩さないよう気をつけていきましょう!

 暑さが落ち着いてきたら庭や散歩先などで、虫探しやドングリや木の実、色づいた落ち葉拾いなど、ちいさな秋を子どもたちと探していきたいと思います。

竹切りのお手伝い、ありがとうございました!

 交流会でかば組が作る竹ぽっくりの材料となる竹切りを、今までは毎年夏に職員が行っていました。ちょっとした時間を使って切っていたので終わるまで何週間もかかることも…そこで、今年はかば組のお父さんへ竹切りのお手伝いをお願いしました!8月の土曜日、Aちゃん、Mちゃん、Iくん、Oくんの4名のお父さんがお手伝いにきてくれました。

 汗をかきながらも一生懸命に竹を切り続けてくれたお父さんたち。開始してから1時間も経たないうちに全ての竹を切り終えることができました。ありがとうございました!

 

保育園でお父さん、お母さんのお仕事の話、してくれませんか?

 子ども達に、仕事への憧れや希望をもってほしい。そして、「自分たちに何ができるかな?」「将来自分は何がしたいかな?」という想いにつなげていきたいと考えています。

 それには、まずどんな仕事があるのかを知る事が大事だと思っています。誰より身近なお父さん、お母さんの仕事を知らせてもらう事で、子ども達にとってさらに大きな刺激になると思っています。

 基本的には午前中の1時間程度(くま、ねこグループ別々に20分前後)を考えています。
内容などは担任と相談しながら進めていきます。こちらから、個別に声を掛けて依頼させて頂く場合もございますので、その際はよろしくお願いします。
※写真は過去のものです。

 

2023年度8月の様子

【かば組】

 4ヵ月が経過して、すっかり幼児クラスの一員です。なかよし仲間3人の関わりから発展し、最近は異年齢での遊びもぐんと増えてきました。
ぞう組が絵を描いていると「それは何?」と、興味津々。隣に並んでチラチラと見ながら同じような絵を描いていました。「上手だね」とお姉さんに褒められてとても嬉しそうにしていました。

 勿論、かば組同士での仲の良さも変わらずです!水遊びやホールに行く際は「一緒に行こうよ」と誘い合う、可愛らしい姿があります。また、友だちがパンツを履いているのを見て「私もパンツにする!」と履き替えたりと、お互い良い刺激を受けて成長してきています。

【きりん組】

 ぞう組のお泊まり会の様子を「僕もお泊まり会したいな~」と、羨ましそうな目で見つめ「私がぞう組になった時もカレーがいい!」と、早くもメニューを決めている子もいました。

 きりん組は今までも庭で会った小さい子やかば組に優しくする姿はあったのですが、お泊まり会以降は食堂の掃除をしたり、ホールの片付けをしたりと大人のお手伝いをする子が増えてきました。

 来年は僕・私たちがぞう組だ!という気持ちが段々と表れてきています。こうしてぞう組への憧れが紡がれていくのだなぁ、と嬉しくなりました。

【ぞう組】

 お泊まり会、集まり、梅ジュース作り…ぞう組になってから様々なことを経験し、大きく成長した子どもたち。ホールを開けて大人が設定をしようとすると、必ず「ぞうランドもやりたい」と声が挙がります。

 保育士の設定と合体させたランドが完成すると、受付係やジェットコースター係など、1人ひとり役割が自然と決まっていきます。かば組が一本橋でふらついてしまう時には、手をつないでリードもしてくれます。

 他の係をしたくなったら「交代してくれる?」とお互い相談しながら、様々な係を楽しんでいます。また、最近はドッヂボ ールがブームなのですが、初めてやる子にルールを説明したり、手を取って一緒に逃げてくれる優しい姿もあります。

 

 

2023年度7月の様子

「自分の体の動かし方を知ること」

 これから暑くなるとホールで活動することも増え、じっくり子どもたちの体の使い方を見ていくいいチャンス。
マットの上でゆりかごのように体を丸めて、自分の力で前後にユラユラする動きは、体の柔軟性を高めたり、自分の体をコントロールする力が養われます。

 でんぐりがえし(前転)には、体を丸く小さくすること、体を柔らかく使うこと、空間の感覚を把握すること、両手で自分の体を支える力も必要です。

 運動遊びの中でこうした力を身に着けていくことで、日常生活で、大きなケガから身を守る力にもつながります。

 体がかたいと、怪我をしやすくなってしまいますので、まずは体操や柔軟のような動きを取り入れて、体をほぐすことから始めています。
ご家庭でも、お布団の上でごろごろ転がってみたり、脚を伸ばしたり、広げたりして座り、ストレッチしてみるなど親子でもできるといいですね。

 

2023年度6月の様子

かば組

 先月から、ごちそうさまをした後に下膳を行うようになりました。空になった皿やお椀を重ねて慎重に運んでいます。幼児クラスの生活にもすっかり慣れて、自分で好きな遊びを見つけて楽しんで過ごせるようになってきました。

きりん組

 1つ学年が上がり、少し背伸びをしつつ、お兄さんお姉さん気分でかば組の子と一緒に遊ぶ姿も見られています。散歩での手つなぎは、かば組の頃はぞう組に引っ張ってもらっていましたが、同じ学年同士での手つなぎとなり、前と間が空かないように頑張って歩いています。

ぞう組

 6月のお泊り会へ向けて話し合いを進めています。 夜ご飯のメニュー決め、グループ決めなど、話し合いながら自分たちで形を作っているところです。不安な気持ちもありながら、楽しみな気持ちも少しずつ増えてきているところです。

2023年度5月の様子

 かば組は緊張しつつもお兄さん・お姉さんの遊びが気になるようで、近くでじっと見つめています。好きな遊びなどで共通点が見つかると“一緒に遊びたい”と勇気を出して輪に入っていくこともあります。

 KくんはWくんと動物のフィギュアを使った遊びで盛り上がっています。遊びのイメージが2人の間でふくらみ、とても楽しくなり、庭に出る時間になると「wくんとまた遊びたいからこれ取っておきたい」と保育士に言いに来るほどです。Iくんは「Jちゃんどこー?Jちゃんに着替え手伝ってほしいんだよ~」と、なかよし仲間のお姉さんを頼りにしています。

 きりん組は「あたらしいなかよしなかまは〇〇ちゃん!」とワクワクしながら4月を迎えました。

 Iくんが休みの日は、Rくんが食事の時間になると、なかよし仲間のMちゃんを代わりに呼びに来てくれます。自分たちがかば組の時に優しくしてもらっていたように、自然と“私・僕もしてあげたい”という気持ちが芽生えてきています。
Sくんは線路を取られて思わず「ダメ!」と言いますが、相手がAくんだと分かると「Aくんも使いたかったの?」と優しく聞く姿がありました。

 ぞう組は栽培の話や集まりなど、ぞう組ならではの活動がスタートしました。1か月が経過して疲れも出てきていますが、それでもなかよし仲間のために!と、配膳を頑張っています。

 Tくんは、同じテーブルのTくんが休みの日はNちゃん・Eちゃんもごはんに呼んでくれます。一人ひとりに「手洗った?」と確認をし、揃ったら食事に出発です。
また、Sくんはお友だち同士でケンカが始まると“どうしよう”の表情に。少し迷った後、勇気を出して間に入り、「ケンカだ~」と止めてくれました。それぞれのクラスの子が“その子らしく”成長しています。

2023年度4月の様子

 新年度がいよいよスタートしました。今年度は新しい仲間も4人増えました。これから始まるなかよし仲間の関係、それ以外の友だち同士の関わりも、どんな風に生まれていくのか楽しみにしています。詳しい子どもたちの様子は、また日々の送迎時などにお話しできたらと思います。

 これからの一年、友だちと色々と関わっていく中で心のねっこを育て、身も心も大きく成長していけるよう、みんなでサポートしていきたいと思っています。また、それぞれが自分のペースで成長していけるように担任一同、子どもたちを保護者の方と一緒に見守っていきたいと思います。

2022年度3月の様子

【幼児】 子どもたちの1年間の成長

かば組…4月、幼児組に進級して新生活がスタートしました。最初は緊張も大きく、思うように、気持ちを伝えられない事もありましたが、今ではすっかり慣れてなかよし仲間と毎日楽しく過ごしています。
お喋りも上達して、友だちとケンカしてしまった時はお互い会話をして解決する事が増えました。また色鉛筆を使えるようになったり、縄跳びが出来るようになったり…お兄さん・お姉さんの刺激を受けて、遊びの幅も広がった実りのある1年でした。

きりん組…初めて年下のなかよし仲間が増えて、ワクワクな気持ちでお世話をしてくれたきりん組。ぞう組がしてくれたように、自分たちも優しくしようと頑張ってくれていました。
そんな憧れのぞう組を相手に、遊びでは負けないぞ!と氷オニやかけっこでは懸命に走っていました。2月からきりん組のあつまりが始まり、時に意見がぶつかり合いながらも楽しく過ごしています。きりん組だけでの活動が増えて、クラスの絆が深まってきているところです。

ぞう組…保育園生活も卒園へと近付いてきました。この1年、お泊まり会やファミスポなど、行事やあつまりを通して他人への思いやり、言葉遣い、物や命の大切さなど様々な事を学んできました。
最高学年として下の子たちの見本となるように日々頑張っています。2月からはお昼寝もなくなり、小学校への期待と不安でちょっぴりドキドキしながらも、ぞう組だけで過ごせる特別な時間を楽しんでいます。

2022年度2月の様子

節分について
 2月は節分。保育園には今年も鬼がやってきます。鬼面の製作も進行中です。

 かば・きりん組は、好きな顔の形(○△□)の画用紙にクレヨンで色を塗ったものや、鬼面を見ながら絵の具で描き、切り抜いたもので作りました。
ぞう組は、紙袋を土台にして顔のパーツをくり抜き、絵の具で色を塗り毛糸の髪の毛、角をつけ個性豊かに作っています。自分でどんな鬼にしようか考え、できたものは部屋や食堂に飾り、もうすぐ“せつぶん”という気持ちが高まっています。

 節分をただ鬼が恐い行事でおわらせず、「鬼は外!」と自分の中の退治したい鬼を払い、「福は内!」と福を呼び込み、みんなが健康で幸せに暮らせるように願う行事として子どもたちに伝えていきたいですね。

2022年度1月の様子

相手の気持ちを考えて…

 部屋は歩く、おもちゃは片付ける…生活の中で様々なルールがあり、そんなルールを忘れてしまった子がいたら…覚えている子はルールを伝えようとしてくれます。
大人の代わりに言ってくれる事も多く助かっているので、そんな時は「気付いてくれてありがとう」と伝えています。

 ただ、分かってもらいたいが故に伝え方がきつくなったりする姿も時折あります。そんな時、大人から「優しくしてね」と抽象的なお願いを一方的に言っても、中々ストンとは心に入っていきません。

 ある日、喧嘩している子の近くにいたぞう組の子どもたちに「こういう時はどうしたらいいと思う?」と聞くと「気持ちを優しく聞いてあげるといいと思う」と言って喧嘩していた2人の間に入ってわけを聞いてくれました。

 出来た・出来ていないで考えるのではなく、困っている子がいたらどうしたらいいか、子どもたち同士で考え合い、気付いていける関係になってほしいなと思っています。
友だちに「こうしたらいいよ」と言われたことでハッっと気付けたり、相手に伝えることによって自分の行動を振り返るきっかけになったりもします。そんなやり取りを繰り返していく中で関係が深まったり、成長していく子どもたちです。

2022年度12月の様子

ぞう組ファミリースポーツまつりを終えて…

 自分で決めた目標に向かって頑張った子どもたち。当日は、緊張もありながら堂々とした姿に成長を感じました。そして今回の経験が自信につながっていくことと思います。先月から就学前健診なども始まり、小学校への意識も大きくなってくる時期になりました。

 楽しみや期待と同時に、戸惑いや不安に寄り添いながら、子どもたちが自分らしく過ごせるよう、支えていきたいと思います。ご家庭で変わった様子、園での姿が知りたいなどあれば、担任までお知らせください。一緒に考えていきましょう。園生活では、ぞう組だけの時間、異年齢の時間、どちらも大切にしながら過ごしていきます。

2022年度11月の様子

ファミリースポーツまつりにむけて…

 ぞう組の子どもたちは竹馬の練習を頑張っています。NちゃんやRくんは9月頃からちょっとずつ練習し、竹馬チャレンジカードをコツコツと進めています。上手く乗れなかったり、落ちて転んでしまったり…悔しい思いに涙しつつも、竹馬で歩けた時は「5歩も進んだ!」と、とても嬉しそうです。

 Sちゃんは大人にコツを教えてもらいながら練習し、すっかり竹馬を乗りこなすようになり、「こうやってやるといいよ」と、お友だちに教えてくれるほど上手です。鉄棒が得意なのはMくん。ホールで練習する時にいつも皆のお手本になってくれています。
「ファミスポにあったらいいな~」という言葉を受けて、今年度はぞうの個人種目に鉄棒が追加となりました。

 頑張るぞう組の姿に刺激を受け、きりん組も“僕、私たちもやるぞ!”と、やる気に満ち溢れています。長縄で引っかかってしまうと「もう1回!」と出来るまでチャレンジするSちゃん、Jくん。棒のぼりを高く登っていくのはJちゃん、Rちゃんです。
「ぞうぐみのファミスポでやりたいな~」と、来年度の目標を早速立てています。肌寒くなってきましたが、たくさん動くので子どもたちはいつも汗だくになっています。

2022年度10月の様子

金魚が死んじゃった…

 ある日の朝、保育室へ入ると、「大変だよ!金魚が倒れてるよ!」と子どもたちに言われました。水槽を見ると、底に横になっている金魚の姿がありました。
昨日まで元気に泳いでいたので大人も子どもたちもびっくりでした。いつも優雅に泳いでいた金魚が急に倒れてしまい、心配そうに見つめる子どもたち。数日後、残念ながら死んでしまいました。(それも2匹が次々と…)子どもたちと一緒に園庭にお墓を作って埋葬しました。

 ぞう組で命名したララちゃんとリボンちゃん。かば、きりん組の子たちも一緒に水槽の掃除や水替えをお手伝いしてくれていました。「死んだらどうなるの?」「また新しい金魚つれてくるの?」などの子どもたちの反応があり、ぞう組の集まりで「いのち」について話をしました。

 難しいテーマであり、どう子どもたちと一緒に考えていけばよいか悩みもしましたが、金魚が死んでしまった時はどんな気持ちになったか?死んでしまったらどうなるのか?子どもたちの気持ちを言葉にしてもらいながら話合いをしました。

 「さみしい」「かなしい」「また会いたいな」「天国できっと楽しそうに泳いでいると思う」などの意見があがりました。また、死んでしまったものは、ゲームのようには生き返らないことも話しました。今回の件で、「いのち」について何かしら感じてもらえたらと思います。

2022年度9月の様子

じっくり工作

 夏の期間、暑くて外に出られないことが多い中でも、“お部屋でじっくりやりたいことができる期間”とポジティブに考えるようにしてきました。「お庭・お散歩に行くから、続きにして片付けて~!」といった中断もなく、シャワーまで自分の好きな遊びに没頭できます。

 工作が好きな子は、「今日は〇〇をつくろう!」とじっくり取り組んだり、絵の具をたっぷり楽しんだり、乳児クラスでよく遊んでいた小麦粉粘土を久しぶりに楽しんだり…工作は特に一人がステキなもの作ると、「ボクも!」「ワタシもそれつくりたい!」と“ブーム”がやってきます。

 子どもが作りたい物を一緒に作るほかにも、牛乳パックを使った工作をいくつか提供しました。(毎日おやつで飲むので、保育園には牛乳パックがたくさんあります。)口がパクパク動くワニを作ったり、ゴムの力でスクリューが動く船や新幹線などを作りました。ひと夏超えて、工作スキルがアップしている子どもたちです。

2022年度8月の様子

お庭あそびの様子

 台に登り、樹液の塊をスコップで取っているJちゃん。その様子を見たSくんも自分で台を持ってきて取ろうとしますが、塊は高い所にあって中々届きません。するとJちゃんが「はい、Jのあげるよ」と少し分けてくれました。それまでは別々に取っていた2人ですが、“あそこにまだある!”と楽しそうに話しながら一緒に取り始めました。Jちゃんは後から来たAちゃんにも塊を分けてくれる姿がありました。

2022年度7月の様子

お泊り会の様子

 6月17日~18日にぞう組16人が保育園にお泊りしました。

 ハンバーガークッキング、ドラム缶風呂、スイカ割り、キャンプファイヤー、花火など子どもたちが1ヶ月以上前から集まりの中の話し合いで少しずつ決まっていったことを職員同士でどう実現できるか相談しながら形にしていきました。

 やる事は楽しみだけど、夜お泊りするのはちょっとドキドキ…の子どもたち。日中は年長クラスとして堂々として、大人にあまり甘えてこなかった男の子が寝る時に「俺、トントンしないと寝られないんだよね」とトントンアピールをしてきたり、大人の膝枕を男の子二人で取り合いしたりと、ぞう組のかわいらしい一面も見られていました。翌朝は5時過ぎには目を覚めだす子どもたち。「お泊りできた!」と自信に満ちた表情でした。

2022年度6月の様子

なかよしなかまの様子
かば組のRくんとぞう組のKちゃんは、なかよし仲間。まだ2か月も経たない付き合いですが、RくんはKちゃんが大好き。
ある朝、Rくんがなかなか保育園に気持ちが向かえなかった日のこと。お母さんと何とか登園してくると、たまたまKちゃんと玄関でばったり!Rくんは、Kちゃんに会えたことで、うれしくなりすっかりご機嫌になっていました。

 そんなRくんの慕ってくれる姿にKちゃんも可愛くて仕方のない様子。配膳をしているKちゃんのことも部屋のドアの所からじっとみて、時々「Kちゃーん!」と声援を送っています。
準備ができたところで「Rくん、ごはんだよ~。」と呼びに来てくれるのですが、まだ片付けていなかったRくん。「もう~!一緒に片付けてあげるから、これしまってきて!」と片付けも一緒にして、ご飯に連れて行ってくれました。

2022年度5月の様子

 ぞう組は配膳や集まりなど、ぞう組ならではの活動がスタートしました。今まで見てきたぞう組の姿に憧れを持ち、「〇〇ちゃんみたいになりたいんだぁ」と昨年度のなかよし仲間の名前が出ることもあります。
進級したてでまだ慣れていないかば組の子に気付き、心配そうにしつつも声を掛けられず…でも元気を出してほしくて変顔をしてみて、かば組の子が笑ってくれたら嬉しそうに笑い返す姿がありました。また、手を繋いで水道に連れていき、「ここで洗うんだよ」と教えてくれる子もいます。

2022年度4月の様子

 新年度がいよいよスタートしました。これからの一年、45人の友だちとの様々な関りの中で心の根っ子を育て、身体も心も大きく成長して欲しいと願っています。

 また、子ども達一人ひとりが自分のペースで成長していけるように保護者の方と担任一同が一緒に見守っていきたいと思います。

 

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