りす組(1歳児)
2024年度11月の様子
庭遊び
庭にはどんぐりがたくさん落ちるようになりました。秋を感じますね。どんぐりを見つけると、拾い集めていくりすぐみの子どもたちです。砂場の横にあるテーブルやビールケースを囲んでお料理ごっこが始まっています。Rちゃんがボウルに入れたどんぐりと砂を混ぜ始めると、AOくんが覗いています。「できたできた」と2人でお喋りしていました。KちゃんとYNちゃんも並んで、混ぜ混ぜ♪気が付けば、同じ遊具を使ったり、同じことをしたり、友だちと“一緒”になっていく子どもたち。保育者が間に入ることも多いですが、子ども同士の可愛らしい世界も大事にしていきたいです。
走れるようになったTNくん、MOちゃんはしっぽとりブーム!TNくんは追いかける役が好きで、MOちゃんは逃げる役が好きで、それぞれ好きな役になって楽しそうに走っています。たくさん体を動かして遊び、体力がついていくと良いなと思います。
散歩(丸子川・都市大芝生)
散歩先は主に丸子川と都市大の芝生へ行っています。歩くことが楽しいSRちゃんは大人と手を繋ぐと一歩一歩踏みしめるように、すごく嬉しそうに歩いていました。丸子川では鯉やカモの観察を楽しむ子どもたち。近くまでカモがやって来ると、YUくんとTTくんが「きたきた」「きたね」と並んで指を差し合っています。その声でWくんも参加し、カモに「おーい」と手を振っていました。子どもたち同士のお喋りも見られるようになり、かわいい姿をたくさん伝えていきたいです。
都市大の芝生ではしっぽとりや追いかけっこをして盛り上がっています!庭よりも走りやすいため、一人が走り出すと“わたしも”“ぼくも”と走り出しています。この間は、MUちゃんが「オバケだぞ~」とオバケになりきって、みんなを追いかけていました。「きゃ~」とみんなで逃げて楽しんでいました。個々や少人数で遊ぶことも多いですが、大人数での集団遊びも盛り上がっています!
芝生には時々トンボが飛んで来ています。大人が指を出して待っていると止まってくれることも。それを見て、Rくんも真似をしていました。生き物と触れ合うことも戸外遊びの良さですね。
過去のりす組の様子
2024年度10月の様子
夏の間、暑すぎて外に出られない日や雨の日、夕方の時間に2階のホールで身体を動かして過ごしました。マットの下にウレタン積み木やビーズクッション、マットをたたんで入れて、マット山を作って、よじ登る動きを取り入れています。YちゃんやSちゃん、Aくん、Rくんはマット山にたくさん登って身体を動かすのが大好きです。マット山が連なっていると、嬉しそうに走ってみたり、高速四つ這いで移動したりしています。最近では、マット山の上でバランスを取りながら立つことできるようになってきました。やわら階段を一列につなげて一本橋をつくるとTNくんやMちゃんは嬉しそうにバランスを取りながら渡っています。TTくんは、大人と手をつなぎながらゆっくり渡ったり、自分のペースで渡って楽しんでいます。時々、やわら階段の上でバランスを取ってポーズを決める子もいて面白いです。肋木の中はまるで穴ぼこトンネル!ROちゃんやWくんは探検気分で楽しそうに四つ這いで潜り抜けています。肋木トンネルは子どもたちに人気のスポットで、ぶら下がって隙間から顔を出して“おーい”と友だちや大人を呼んで楽しんでいます。
また、ホールではわらべうたを、マットの上でやってみたり、床でやってみたりしています。
“キャーロのめだま”や“ぐるぐるみゃっこ”、“かわのきしのみずぐるま”、“いもむしごろごろ”など子どもたちには人気です。Yくんはお友だちと手をつなぎながら楽しむのが大好きで、大人にもう一回とたくさんリクエストしてくれます。MOちゃんは“ぐるぐるみゃっこ”が大好きで、ぐるぐる回って目もまわり、足元が不安定になる感じを楽しんでいます。Kちゃんは“いもむしごろごろ”が大好きで床で歌に合わせてゴロゴロと転がって楽しんでいます。気づくとホールの隅にいることも。気になるわらべうたがあったらいつでも聞いてくださいね。
2024年度9月の様子
今月は、夏の間に水遊び以外にどんな事をして遊んでいたか、子どもたちの成長と共にお知らせします。
トウモロコシの皮むき!調理さんからの依頼です
皮を引っ張る力がついたからこそ出来るお手伝い!!
クレヨンでお絵描き。上手に塗れたので、魚の形に切り取り、部屋の装飾にしました
ひよこ組の子と一緒に。お兄さん、お姉さんしてくれていま~す
机の上に遊べるボードを設置。開けたり、ひっぱったり止めたり…色々な手指の動きの練習になります
避難訓練終了後。片付けた袋の中から、子ども達が勝手に頭巾を出してかぶり…いたずら?いえいえ、自主訓練のようです。(だから見守るしかありません)
線路の上のトンネルに、緊張した顔で座る2人。受け入れコーナーも電車を走らせたり積み木を楽しんだり、遊び場所になります
2024年度8月の様子
水遊び
6月から始めた水遊び。どの子も水が大好き!で、全身びしょびしょになりながら、ケラケラと笑い合うりすぐみの子どもたちです。
色水を作ると、こぞってカップを持ってきてジュース屋さんが始まります。Yくんは“どうぞ”とお友だちや大人に渡してくれていますよ。
Rくんはペットボトルシャワーに自分で水が入れられるようになりました。始めは大人に“やって”と渡していましたが、今ではタライの水の中にぐっと沈めて溜まっていくのを待っています。
水に触れて心地よさを感じたり、水が流れる様子や透明な水に色がつくところを観察したりと、水遊びにはたくさんの面白いが詰まっていますね。お家でも水遊びをしていたらぜひお話を聞かせてください♪
感触遊び
手は第二の脳とも呼ばれています。指先、手のひらを使っていくことで、脳が刺激されていきます。様々な物に触れ、成長していくのが楽しみですね。
ゼラチンゼリー
ぷるんとした見た目に興味津々!ちょんと人差し指で触る子、ぎゅうっと握ってみる子、ゼリーのかけらを集める子と、楽しみ方はそれぞれ。はたまた“なにこれ・・・”と触れない子も。初めてのもの、初めての感触はドキドキです。Rちゃん、Sちゃん、Yちゃんは両手でぎゅうっ!と握っていましたよ。
氷
水にチェーンや葉っぱを入れて氷にしました。氷の中のものを取ろうと、触ったり、水を掛けたりして楽しんでいます。宝探しの様ですね。Aくんは“冷たい”と引っ込めた手を自分の頬に当てたり、大人に触ったりして、“冷たい”を知らせていましたよ。
溶けて小さくなる様子を不思議そうに見つめていました。
2024年度7月の様子
12人の人形が揃い、子どもたちも嬉しそうに毎日一緒に登園してきています。今では、大人だけでなく子どもたちも友だちの人形を覚えて、泣いている子がいるとそっと側に持ってきてくれる子もいますよ。Wくんは、ひよこ室に移動する時も一緒にておくんを連れて行っています。食事の席にも持って来て、一緒にご飯を食べていますよ。Rちゃんは、ななちゃんと一緒にままごと遊びをしています。ごはんを作ると“どーぞー!”と料理を並べて、ビーズ棒をスプーンに見立てて、ごはんを口まで運んであげたりしています。ままごと遊びだけでなく、お布団を敷いてわらべうたを歌いながらトントンするなど、お世話ごっこでも人形たちは大活躍です。Mちゃんは、お昼寝の時間にうーちゃんと一緒にお布団へ向かいます。一緒にいると安心するのでしょうね。ぎゅっと抱きしめ、お布団でごろごろしながら、入眠していますよ。
一緒に遊んだり、一緒に寝たり子どもたちそれぞれ心のよりどころにしながら関わる姿を大切に見守っていきたいと思います。
また、人形と関わる姿をお伝えしますね。
※入眠後は、危険のないように子どもの口元から人形を離しています。
2024年度6月の様子
梅雨の足音が聞こえてくる時期になりました。作物が育つ大事な恵みの雨だけれど、子どもたちにとっては、雨が降ったら外に出られない、そして晴れたら暑くて外に出られない、どちらにしても外遊びに出づらい季節です。その前にいっぱい遊んでおこうと、5月は午前中も夕方も、たくさん散歩に出かけました。
今月号では外での遊びの様子を紹介したいと思います
東京都市大学 芝生
都市大芝生はりす組の子どもたちにとって格好のお散歩場所!広い芝生の中には小さな生き物がたくさん生息しています。ダンゴムシを探しているのはTくん、Aくん、Mちゃん。ちゃんと涼しい場所にいることを知っていて、日陰の土の中を見ています。
ボールを追いかけて走るのはRちゃん。TKくんは足元に転がって来ると仲間入り!捕まえた、と思ってもコロコロ逃げてしまうので二人とも一生懸命に追いかけていきます。
東京都市大学 遊歩道
大学校舎の隙間にひっそりとある遊歩道。コルク敷きで季節の草花がきれいに咲き乱れ、ここもりす組の子どもたちにはちょうどいい遊び場です。
ゆすら梅のような赤くてかわいい実を見つけ、手にいっぱい持っているのはWくん、Kちゃん。数日前まではまだ色がついていなかったのに、暑くなって急に色づき始めました。宝物発見です!
たんぽぽの綿毛をふーふーと吹いて、「とんでった!」と喜んでいるのはMちゃん。上手に吹けています。
シャボン玉を吹くとRくんは手を振って目をキラキラさせて見ています。Yくんも指をさして目で追っていきます。緑の中のシャボン玉は幻想的でとてもキレイ。子どもたちにも分かるようです。
こんなところにも行きました!
さて、どこでしょう!?
雨でも楽しいことを考えますね!!
お楽しみに~
2024年度5月の様子
~ごっこ遊び~
テーブルにお皿やカップを並べていくYちゃん。「おいしいよ。どうぞ」とおいしくできたものをお友だちにも渡してくれています。帽子やスカートをお部屋に出していますが、スカートは大人気。一人が履くと、“わたしも” “ぼくも”と保育者にスカートを持っていき、履かせてとアピールしていますよ。Rちゃんはスカートを履いて、帽子を被り、かばんも持っておでかけごっこ。「いってきまーす」と保育者に手を振っています。Mちゃんはくだもの柄のかばんがお気に入り!今年度は、スカートもかばんも柄がそれぞれ違うものを多めに用意しました。子どもたちそれぞれがお気に入りを見つけたり、どれにしようかなと選んだりする楽しさが感じられると良いなと思っています。
~構造遊び~
お部屋にはブロックや積み木を複数出しています。Tくんはリブブロックで乗り物作りに夢中。イメージしながら組み合わせるのは少し難しいので大人と一緒につなげて楽しんでいますよ。
Bブロックは壁面にもつけられるようになっていて、Mちゃんは何個も集中してくっつけています。Aくんもブロック同士をくっつけるのが上手になりました。できると嬉しそうに見せていますよ。何をイメージして作ったのかな。
積み木が好きなTくんは、10個以上詰めるようになりました。褒められると嬉しそうに拍手しています!
~手指の遊び~
マジックテープのついた遊具を頑張って剥がそうとするRくん。マジックテープがしっかり付いているので少し力が必要です。剥がせない時は困った顔で大人に助けを求める子も。できそうでできない…そこがまた子どもたちにとっては面白さのひとつです。
できないことも経験しながら少しずつできるようになっていく。その過程も子どもたちと一緒に楽しみ、喜び合いたいです。Kちゃんは洗濯ばさみをカップに挟むのに挑戦。子どもたちが集中している表情は素敵ですね。
~粗大の遊び~
お部屋の中に斜面を置いて、四つ這いで登ったり、滑ったり、室内でも充分に身体を動かせる環境をつくっています。歩くのが上手になってきたWくん。斜面も歩いて登りたい!というような姿も。「危ないからワンワンで登ろう」と声をかけると、手をついて登り直していましたよ。
お部屋の中には、他にもやわらかいだんという一本橋や箱を置いています。動きのある遊びがお部屋の中でもできることで、子どもたちの発達を保障するだけでなく、身体を動かして“たのしい”をたくさん感じられるといいなと思っています。Sちゃんは箱の中が落ち着く場所になっています。“自分だけの世界”も大事で、その空間も保障できるよう保育室の環境を考えています。
2023年度3月の様子
先日、1年前の4月の写真を見て、まだ髪の毛がうっすらしていたり、表情も身体つきもまだホワホワと赤ちゃんぽくて「こ~んなに大きくなったの!?」と嬉しさと驚きで笑ってしまった担任たちです。
毎日毎日会っていると、“いつの間にか”大きくなっている気がする子どもたちですが、一つひとつ保育園での記録や写真を振り返っていると“対大人”とのやり取りから、なかよしもケンカもありの“友だちとの関わり”を広げいく様子がよく見えます。
1年の間に、パズルをはめられるようになったり、ひも通しやスナップを止め外ししようとしたりと、目からの情報をしっかり手指に伝達し、試行錯誤しながら操作する器用さも育ってきました。お散歩に行けば、「お花かわいい」「空がきれいねぇ」、「あ!鳥が鳴いてるよ!どこにいるのかなぁ」と感動したり、友だちにうまく思いが伝わらず、怒ったり悲しくなったりと、いろいろな事を感じる心も育ってきました。
家族の中で育ってきた1年の姿とはまた少し違う、社会人の子ども達の姿。小さな体で精いっぱい生きている子ども達の姿に、私たちも励まされています。
保護者の皆さん、1年間ありがとうございました。今後も子どもたちの毎日を共に考え、成長を一緒に見守っていきたいなと思っています。よろしくお願いいたします!
りす組一同
~近頃の様子~
2月、豆まきもあったので、子どもたちと鬼の制作を楽しみました。絵の具で好きに塗った画用紙に、目玉のシールを貼って、角をつけます。「アカがいい!」と色にこだわる子、絵の具が楽しくて飽きずにず~っとやっている子、とそれぞれ楽しみかたの過程が違い、目のつけかたもそれぞれに味があり、とても素敵。お部屋で新しく遊びだした“福笑い”(目隠しはしませんが)でも、「目はここ~」「ハナはここ~」「コレなんだ??(眉毛です)」と、顔のパーツが分かって自分たちで配置できるようになってきましたよ!様々な認識が育ってきて、遊びの幅もどんどん広がっています!
2023年度2月の様子
生活の再現
人形をお世話する姿が多く見られるようになり、それぞれの子がイメージ豊かに遊んでいます。T君は軍足人形のげんげんに自分で作った料理を食べさせています。
Nちゃんは井形ブロックでベッドを作り、こめちゃんをトントンして寝かしつけをしています。Sちゃんはテーブルを拭いて皿を並べ、食べ終えたら皿洗いをしています。
室内の様々な場所で“~のつもり”や、簡単な“ごっこあそび”の姿が見られるようになりました。普段の生活の再現が遊びの中でたくさん見られます!
イメージしてジブンデ
井形ブロックやリブブロックでは“何を作りたいか”が明確になってきて、自分の力でイメージしながら組み合わせられるようになってきました。D君は「はしごしょうぼうしゃつくる!」と作り始め、完成した消防車を「かじだー!」と走らせています。
Kちゃんは大人が手伝おうと手を伸ばすと「Kがやる!」と自分の力で最後までやり切りたいと意思を伝えてくれます。Hちゃんは集中して組み合わせ、完成すると「ワンワンできたよー!」と達成感に満ち溢れた表情です♪
遊びの中のこだわり
L君はままごと具材の“赤”のうずまきフェルトを集めることが最近のブームです。Aちゃんは部屋に常設しているバッグを全部持ってお出かけにいくことが大好きです。R君はBブロックを色ごとに分けて繋げていきます。
遊びの中で“これがやりたい”という気持ちがどんどん強くなってきました。廊下やホールと分かれてなるべく少人数で過ごす時間を作り、自分が“今、使いたいおもちゃがある”環境で“こだわり”が叶うことで生き生き遊んでいる姿が見られます!
1つ上のクラスでの遊び
うさぎ室でのおままごとが大好きなTちゃん、Rちゃん。2人でメニュー表を持って「どれにしますかー?」「これでおねがいしまーす」とお店屋さんごっこに夢中です。S君は紙パズルを大人の手伝いが無くても完成させて「できたー!」と満足気な表情をしています。みんなに「お部屋に戻ろう」と声をかけても、簡単には帰れない程うさぎ室でも遊び込んでいます。体も心も成長して、一つ上のクラスのおもちゃでもイメージを膨らませて楽しく遊ぶことができるようになりました!
2023年度1月の様子
~冬の戸外遊び~
十二月後半から本格的な寒さがやってきましたが、寒さに負けず、体を動かしています。誰かが「川の岸の水車」や「むっくりくまさん」を始めたり、「よーい、どん!」とかけ声をかけると「ぼくも~」「わたしも~」と後に続いて、気づいたら大きな輪ができています。以前は、輪に繋がろうとしても手繋ぎを断られてしまうこともありましたが、大人の仲立ちもありながら、みんなで一緒に楽しさをわかち合う場面がふえました。
多摩川の斜面すべりも、子どもたちは大好きです。〈楽しい〉だけでなく、ダンボール滑りはバランス感覚や体幹も必要な遊びで、丈夫な体をつくっていく面でも大切にしたい遊びのひとつです。斜面ののぼりおりも、ふんばったり四つ這いになることで、自分で自分の体を支える力に繋がっていきます。戸外遊びをたくさんして楽しみながら、怪我をしにくい体をつくっていきたいですね。
~室内遊び~
りすの部屋には、新たにパズルをおきました。パズルを回転させながら、はまるところを見つけていきます。とても集中して遊んでいますよ。月齢の高い子は、うさぎ組に遊びに行くと、型のないタイプのパズルにも挑戦して、二つ三つですがイラストが繋がるのを楽しんでいます。見立て遊びも、より具体的にイメージできるようになってきました。井型ブロックで四角い箱をつくると〈洗濯機〉に見立てたり、布を通して〈水筒〉に見立てて「お散歩いってくるね」と言っています。日々の生活がよく表れています。お正月を経て、子どもたちの生活経験がまた広がっているでしょうか。楽しみです。
2023年度12月の様子
急速に冬の空気がやってきましたね。それでもお日様が出るとりす室のお昼は冷房を使うくらいの気温になる日もあり、保育園の中では長袖でも薄手のもので十分です。お散歩用の上着や衣類の用意などのお知らせも多くなりますが、引き続きご協力お願いいたします。2023年もあと1か月!たくさん身体を動かして、しっかり食べて、たっぷり眠って免疫を高めて、みんな元気に過ごしたい!と思います
●みんなでご飯
11月21日から、12人全員りす室で食事をするようになりました。4月から、ひよこ室とりす室で分かれて食事をしてきました。1人ひとりの生活リズムや食具の扱いなどに合わせて柔軟な動きができ、落ち着いて食事に向かえるように、と願いをこめての取り組みです。夏を過ぎて、子ども達同士の関わりがグッと増え、食事も「食べる」だけの行為ではなく、友だちや大人と「楽しく食べる」発達の時期に入ってきました。
りす室では3つのテーブルに分かれて食事をしています。目が合うお友だちと嬉しそうにしたり、「マチさんイルネ♪」と喜んだりする子ども達。色や味の違いを敏感に感じ、苦手な食材も多くなる時期ですが、他の子が食べているのをみて刺激されて一口食べてみたり、調理さんがお部屋に来てくれて、副菜を和えるところをみんなで見たりしながら、食事への意欲も高まっています。
食べるということは、命に直結する大切なこと。マナーなども大切なので、伝えながらですが、何より「おいしいね」「たのしいね」「うれしいね」が溢れる食卓を、保育園でも作っていきたいと思っています。
●クラスを超えて…
私たちのお部屋はりす室ですが、廊下ではひよこ組の子と過ごしたり、他にもこじか室やうさぎ室にも遊びに行って、りす組の枠を超えて、色々な学年の子と関わりをもって生活をしてきました。散歩から帰ってくれば、幼児クラスのお姉さんたちが足洗いを手伝ってくれたり、夕方の散歩に同行してくれたり、お部屋にも遊びにきてくれています。月齢の高い子たちは大きい子たちの遊びをキラキラした目で見つめ、一緒に遊ぶことを喜んでいます。
また、お姉さんお兄さんに「かわいい~」と撫でられて、みんな幸せな顔。(時々、しつこくなってしまい、嫌がる時もあるのですが・・・)先日、幼児クラスから遊びに来てくれたぞう組の子が、りす室に来る前に折り紙で犬と飛行機を作って、手製の箱に入れてからりす室へ。「これ、遊んでいいよ」とプレゼントしてくれました。
犬はお部屋に貼っておくと「おねえちゃんキタネ!」と思い出しながら指さしています。きょうだいのいるいないに関わらず、保育園でのこの縦の関係は、どの子ども達にとっても素敵なものだなぁ、大切にしていきたいなぁと感じています。
2023年度11月の様子
☆手つなぎできるよ☆
靴を履き終え「だれとおててつなぐ?」と聞くと「○○ちゃん!」「○○くん!」と、誘ったり誘われたりして子ども同士での手つなぎが出来るようになってきました。“私も!”“ぼくも!”と3,4人集まり長~い手つなぎになってしまうこともあります。時には円になってグルグル回っていることもありますよ!
そんな笑ってしまうような可愛いらしいやりとりがたくさん見られるようになりました。
☆だいじょうぶ?☆
乗りたい子は散歩車、歩きたい子は手つなぎをしてお散歩に出発!「○○いたね!」「○○あったよ!」と色んな発見や歌をうたって楽しみながら散歩先まで歩いています♪途中で転んでしまったお友だちに近寄り「だいじょうぶ?」と声をかけたり、ヨシヨシ頭を撫でたりする姿も見られるようになってきました。
友だちへの思いやりはこんな所から生まれているんだなと子どもたちの姿から感じられます。
☆繋がない!歩かない!☆
散歩車から降り多摩川土手の奥までの道では、2・3歩進んだと思ったら大人や友だちと繋いでいた手が離れ…また繋ぎなおして…。「もう繋がないよ~」と走りだそうとすることもあります。時には歩かないよ!というように座り込み抱っこを求める子も。自己主張がより一層強くなり“これはいい”“これはいや”と思いがはっきりしてきた子どもたちです!そんな子どもたちの思いに寄り添えるような場所(多摩川奥までの道)で歩く経験を積み重ねていき、どんどん長い距離を安定して歩けるようになるといいなと思っています。
☆怖いけど…☆
散歩先ではてんとう虫やバッタを見つけると、優しく上手につかめるようになってきました。
虫に興味はあるけど触るのは怖い…と一歩引いていると「こわくないよ!」「さわってごらん」と友だちに声を掛けられたことで勇気が出て触ることが出来た子もいます!
大人では引き出せない気持ちも、友だちとなら一緒に行く(やってみる)という場面が増えてきました。友だちの力は偉大ですね。これからも友だち同士で刺激し合いつつ色んなことに挑戦していく姿を見られると嬉しいですね♪
2023年度10月の様子
絵の具
ペットボトルにビニールの梱包(プチプチ)を巻いたものに絵の具をつけたり、手に直接つけながら楽しんでいます。自分の手に絵の具をつけるのは嫌だけれど、みんなの様子はみていて楽しいといった子もいます。一人ひとりの姿に合わせて“楽しむこと”を大切にしていきたいと思っています。
シール貼り
夏前はシールを台紙からはがせず、大人に手伝ってもらっていた子も自分ではがしはれるようになりました。台紙からはがす時には、台紙の方を少し折り曲げたり、シールをつまむなどの両手指の細かな動きと調整が必要になります。ただ貼るだけだったシールも、最近は「“ぶどう”つくろう」などイメージをもって取りくむ姿もみられるようになりました。
クレヨン
乳児期の“お絵描き”(絵の具や粘土なども)は、何かを表現することよりも、色がついたり、感触を味わうことを大切にしています。手首が動くようになると点がかけるようになり、肘が動かせるようになると半円の往復線がかけるようになります。
次に、肩が動くようになるとぐるぐる書きができるようになります。腕の動く範囲が広がるとともに描ける線がふえていきます。なぐり描きをすることで、手の動きがスムーズになっていきます。マルが描けるようになった子は、「さかな」「いし」などイメージをもって描いたりもしています。
小麦粉粘土
夏頃からはじめた小麦粉粘土です。はじめは“これ、なんだ?”という表情でしたが、大人がこねたり、のばしたり、まるめたりすると恐る恐るさわりはじめます。おしたり、ちぎったりしながら感触を楽しんでいます。
マルや棒などのかたちにこだわる子もいて、それぞれの発達の段階やイメージのなかで、おもいおもいの〈作品〉ができています。
2023年度9月の様子
ホールでは・・・
散歩にも庭にも出られなくなって、もうすぐ2か月が経ちます。今年はミストシャワー導入のおかげで、テラスでの水遊びはなんとかできていますが、育ちざかりの子ども達には、外に行けなくても、全身を使って遊びながら身体作りをしてほしい!と思っています。
日々、廊下の遊具も駆使して様々な設定で遊んでいますよ。
滑り台を下から四つ這いでのぼるTくん、勾配を急にすると足指にグッと力をいれなくてはいけません。
斜めにかけたはしごを両手両足順番にかけて登っていくのはAちゃん、Nちゃん。はしごは隙間もあって、登っていくのはちょっと怖い・・・その気持ちを乗り越えていくことも大きな成長!また首をあげて前をみることで目からの情報と身体の動きが繋がっていきます。
もう少し高度な平行なはしごを渡っていくRくん、Sくん。真下が見えるドキドキと、身体をグッと支えながら四つ這いで進んでいくのは大人も結構しんどいものです。
この夏登場のボールプールが大好きなRくん、Tちゃん。ボールいっぱいの所目がけてジャブ~ン!と何度も繰り返したり、お気に入りの色のボールを探したり、楽しみ方も沢山です。
「ジブンで」を見守っています
どの子も少しずつ、身の回りのことを「ジブンで!」という姿が出て きました。着替えの場面だったり、食事の場面だったり、遊びの中でも そうです。大人の助けなんていらない!大人の思い通りになんてしたくない!と、自立への一歩を歩んでいます。ゆっくりじっくり見守ってあげられる関わりを!とクラスでも意識して取り組んでいます。
一生懸命にズボンに足を通そうとしているHちゃん。「足でてくるかなぁ」と大人は応援です。
大分「ジブンデ」歴が長くなってきたDくんは上手くいかないと「テツダッテー」とSOSを出してくれるようになりました。
お部屋に出している遊び用のスカートやTシャツで「ヌイデ―・・・ハクヨー」と繰り返し遊ぶRちゃん。遊びと生活はいつでも繋がっています。遊びの中にこそ学びがあるなぁといつも感じます。
Kちゃんは、ご飯をすくおうとしたり、ブロックをつなげるのも“ジブンで!”大人の手助けは、どうしてもできない時だけ。
子どもたちは、『少し頑張ればできること』にチャレンジすることをとても誇らしく感じているようです。
更に、お友だちを手伝ってあげたい気持ちも出てきている子ども達。
Sちゃんもお手伝い上手の1人ですが、上手くいかずに気持ちがめげそうなお友だちに「ヤッテアゲル!」と来てくれると、それで気持ちが元気になったりもします。(時には手伝われるのが嫌!なこともありますけれど)友だちの輪の中で育つ“ジブン”もまた、保育園ならでは。素敵な関わりを応援していきたいと思います!
2023年度8月の様子
☆水遊び☆
6月から始めた水遊びにも慣れてきた子どもたち。顔に水がかかるのがちょっぴり怖かったお友だちも、楽しさがわかると水面を叩いて水しぶきを浴びながら顔にかかっても気にせず遊べるようになってきました!
Sちゃんはカップに水を入れて違う容器にこぼさず慎重に水を移し替えています。
Tくんは水が大好きで、ペットボトルシャワーから出てくる水を浴びるように近寄って喜んでいます!
スコップや手でタライの中の水をグルグルと回して水流を作り、そこにおもちゃを入れて回る様子をじっと見つめているのはSMくんです。
Hちゃんは丸や四角の形のスポンジに水を付け、窓にペタッと押し当ててみるとくっつくことが分かり何度も試していますよ。
タライで色水を作るとDくんは「あか!」「(色が)かわった!」と色に気づいて楽しんでいますよ!
色水をジュースに見立てカップに入れ、大人に「どうぞ」と渡してくれるのはRちゃんです。
水に触れる中で『なぜだろう?』『面白い!』『もう一回やってみよう!』など、自分で色々と考えたり試したりする姿が見られ、まるで小さな科学者のような子どもたちです!周りの大人や友だちと“楽しいね”と顔を見合わせる姿も増えてきました。これからも水の心地よさをみんなで共有しながら楽しんでいきたいと思います。
☆感触遊び☆
7月はウォーターベッド・水風船などの素材を取り入れ、感触遊びも楽しみました!
Rくんは水風船の不思議な感触が楽しいようで「ぷにぷに」と言葉で表現しています。
Nちゃんはウォーターベッドに乗ってゴロゴロ~♪“私も~”と隣に寝転がるのはTちゃん。ニコニコと顔を見合わせながら気持ちよさそうに楽しんでいます!
テラスに模造紙を広げて絵の具遊びもしました。一歩後ろでじっと様子を見ていたLくんですが、大人や友だちがペタペタ絵の具をつけ始めると一緒に手形を付けて絵の具の感触を楽しむことができました!
Kちゃん、Aちゃんは自分の腕や顔にも絵の具を塗ってボディペイントを楽しんでいましたよ! 手は第二の脳、足の裏は第二の心臓です。手や足からたくさんの刺激をもらってどんどん成長していく姿が楽しみですね♪
2023年度7月の様子
軍足人形の紹介です!
飯をたべさせたり、わらべうたあそびをしたり、一緒に遊ぶ姿もあれば、お昼寝の時間につれてくるなど生活の場面での関わりも見られます。
あそびのかたちにならないまでも、ふとした瞬間にギュッと抱きしめたり、手をもってお部屋を歩いたり、自分の人形をもって見せに来るなど、その子なりに「ジブンの」という意識をもって、関わっています。
「いつでもそばにいてくれる存在」であることを大切にして、一人ひとりの関わりを見守っていきたいと思います。
2023年度6月の様子
泥んこ遊び 毎日のお洗濯、ありがとうございます!!
保護者のみなさんのご理解のお陰で、「泥んこするぞ~~~!!!」と子どもたちと大胆に遊ぶことができています。
初めは手に泥がつくのも嫌がっていたSちゃんは、とうとう顔中泥んこになっても「ワハハ!」と笑えるほどになりました。
大きな水たまりを作ると、必ず走って飛び込んでくるのはKちゃん。カップとシャベルを手に、その後はじっくり、すくって入れてを繰り返しています。
泥んこは大好きだけど、裸足のまま入っていくのはちょっと・・・と遠慮がちなAちゃんですが、少し泥がついてしまえばもうOK。両手、両足で泥んこをかき混ぜています!
Tくんは、泥んこ研究家。色々なところに出張しては、腕ごと入っていって感触を確かめています。泥んこや砂、葉や花、自然のものに沢山触れて五感をフルに使って生活してほしいと思っています!
これからの季節は「水」を中心に楽しんでいきますよ!
2023年度5月の様子
子どもたちの遊びの様子と部屋の環境を共有出来たらと思い、今月は室内遊びの紹介をします!
ままごとコーナー
タッパーの中にチェーンやビーズ棒を入れてお弁当を作り始めるのはSちゃん。お弁当を作り終えるとカバンに入れ、バスに乗ってピクニックにレッツゴー!それを見たTちゃんもスカートを履き、オシャレをしてから一緒にピクニックに行きましたよ!
KちゃんとTくんは椅子に向かい合わせで座り、それぞれジュースを持って一緒に“カンパーイ!”を楽しんでいます!2人とも嬉しくて何度も何度もカンパイを繰り返していましたよ。遊びの中でも友だちとの繋がりがどんどん増えています。
構造コーナー
積み木を並べてから動物を乗せ、動物園をイメージしながら遊んでいるのはSくんです。どんどん動物が増えていき、賑やかな動物園になっています!
Rちゃんは大人と一緒にBブロックを組み合わせていき、掃除機を作りました。完成した掃除機を片手に部屋中の掃除をしましたよ!
リブブロックを一生懸命組み合わせているのはAちゃん。
リブブロックはブロックの向きによっては組み合わせることが難しく、大人と一緒にブロックの向きを確認しながら、組み合わせられた達成感を分かち合っています。
手指の遊びコーナー
キーハウスの鍵が外れると中には果物や乗り物の絵が貼ってあります。Nちゃんはつまむ・ひく・ひねる等、色んな種類の鍵を一生懸命外し、扉の中に入っている絵を見つけると「あったー!」と、とっても嬉しそうな表情です!
マジックテープをビリビリはがしたりチャックの開け閉めに集中しているのはHちゃんです!他にも落とす・入れる・出す等様々な手先を使って遊べる環境を設定しています。“できない”が“できた”に変わる瞬間を見逃さず、子どもたちと喜びを共有していきたいと思います。
粗大の動きコーナー
すべり台で上り下りを繰り返し楽しんでいるのはRくんです。室内でも十分に身体を動かして遊べる環境がとっても楽しいようです!
Dくんはすべり台や棚を坂道や道路に見立てて車を走らせています。滑り台で身体を動かして遊ぶだけではなく、生活の中で見た・聞いたことをイメージしながら遊びにつながるようになってきました!「みたて・つもり」の世界は「生活の鏡」のようですね。
2023年度4月の様子
入園、進級おめでとうございます。新しいお友だちを3人迎え、12人での生活が始まります。
安定した生活リズムを基盤に、1人でじっくり遊びこむ時間やお友だちと気持ちがつながる嬉しさはもちろん、手洗いや着替えなど「自分で自分のことができた!」という小さな自信を積み重ねていけるよう、日々、保育をしていきたいと思います。子どもの姿を真ん中に、大変なことも楽しいことも分かち合って、共に過ごしていきましょう。1年間、どうぞよろしくお願いいたします。
2022年度3月の様子
【りす】 りすぐみの食育
調理さんにお部屋に来てもらい、食事の副菜を目の前で作ってもらいました。「このお野菜なんだ?」「きゅうり!きゅうり好きじゃないの…」と言っていたEちゃんですが、おかわりまでしてたくさん食べていました。
Kくんは3回もおかわり。「おいしい」と、もりもり食べています。 色んな事が分かるようになり、“いつもと少し違う”特別な雰囲気も感じているのかもしれませんね。「調理さん、つくってくれたね」と、Sくん、Rちゃん。毎日給食を作ってくれる人を知ることも大切な事ですよね。
その日の夕方、Hくんがおままごとで、何かを混ぜ「できたよ、どうぞ」と持って来てくれたので「これなあに?」と聞くと、「ちょうりさんのおやさいよ」と、お皿に盛ってくれました。経験したことをイメージして、ごっこ遊びにつながったのですね。色んな経験を通して、様々な食材に触れていってほしいと思います。 これからも、いっぱい食べて大きくなあれ!
2022年度2月の様子
お友だちとのかかわり
お部屋での出来事。ブロックを使ってお医者さんごっこが流行っています。
Sちゃんがブロックで聴診器を作り、「おなか見せて下さいー…つぎは背中見せてね」と保育者を診察しています。するとEくんが近づいてきて、ジーっと見ています。
保育者が「Eくんも診てもらう?」と聞くと、恥ずかしそうにモジモジしています。その様子を見たSちゃん。
「次の方どうぞー」といEくんを呼び、診察します。Eくんは気持ちを受け入れてもらいとっても嬉しそうです。
楽しそうな様子を見てHくんも「もしもししてー!」と駆け寄ってきました。
みんなでお医者さんごっこ。近くで遊んでいたRくんも入って、遊びの輪がどんどん広がっていきました。“友だちと一緒”が楽しく、仲良しなみんながほほえましいですね。
2022年度1月の様子
人形のお世話遊びの様子
それぞれの家庭で作ってもらった人形をお世話する姿が多く見られ、イメージ豊かに遊んでいます。Sちゃんは、“○○(人形の名前)”を保育者に渡し出かけて行きます。その後すぐに戻ってきてカバンを渡し、「いってきまーす」 どうやら保育園に○○を預けたようです。しばらくすると戻ってきたので「今日はお散歩に行きましたよ。元気でしたよ。」と伝えると、イメージが通じてうれしいのでしょう、「ただいまー」とニコニコ笑顔です。
Rちゃんは室内のあちこちにいる人形を集めて布団に寝かせ、♪ねんねんねやまの~と子守歌をうたい優しく“とんとん”しています。保育園のお昼寝のつもりかな。丁寧に布をかけてあげています。それを見たEくんが自分の人形を持ってきて「一緒にねんねしよう~」と仲間に入ります。
Hくんは、人形をままごとコーナーの椅子に座らせお皿にチェーンを入れ、コップに飲み物を注ぎ、ごはんの準備ができると人形にエプロンをつけ、両手を合わせて「いただきます」と言っています。「おいしい?」と聞きながらスプーンでごはんを食べさせてあげます。その様子をじっと見ていたWちゃんが真似っこ。同じように人形を椅子に座らせお世話していますよ。
室内の様々な場所で“~のつもり”簡単な“ごっこあそび”の姿が見られるようになりました。
2022年度12月の様子
ブロック遊びが盛り上がっています
りす組には、ブロックが二種類あります。どちらも繋げるのには少しの力が必要!また、繋げられる向きや形も考えなければいけないので、中々難しいのです。
大人が手伝っていたところから、少しずつ自分たちでも出来るようになってきています。もちろん個人差はありますが、それぞれが興味発達に合った遊び方をして楽しんでいますよ。時にはじっくり黙々と、時にはお友だちと一緒に遊びが盛り上がる事もあります。
EくんとSくんは「カーキャリア」「電車」「ガガガ(ショベルカー)」と、イメージを持って作っていきます。タイヤを付けた土台に2人でどんどんとブロックを付けてカスタマイズ!大作が出来上がります。
Kくんは長くつなげて「どどんどどん♪」と、電車や車に見立てて走らせます。Rちゃんは井形のブロックで立体の四角を作れるようになってきました。「ぎゅうにゅうつくろうよ」と、ストローもさして飲んでいます。
Sちゃんはブロックで大人と一緒にフライパンを作り、ままごとで遊ぶのがブームです。「ジュージュー、あついよ?」と、ハンバーグを焼いてご馳走してくれます。Wちゃんは最近ブロックに目覚め、長い時には30分ほど夢中になっています。とにかく繋げるところから始まり、今では立体にもチャレンジしていますよ。
“つくること”“つくったものであそぶこと”も楽しくなってきた子どもたち。ブロック遊びの途中で散歩に行く時やご飯になると、棚の上に飾っておいて、また続きを楽しめるようにしています。
2022年度11月の様子
お散歩大好き
散歩先に着くと、みんな思い思いにかけ出します。Hくん、Rくんは探索が大好き。地面をよーく見てドングリや葉っぱ、虫を見つけては目を輝かせています。10月はバッタやコオロギなど、たくさんの虫を捕まえてみんなで観察できました。近頃はかけっこが大好きな子が多く、Yちゃんは「きゃ~!!」と言いながら、“追いかけて~”と大人を誘い、それを見た友だちも加わって、みんなで“一緒”の遊びを楽しんだりもしています♪
決まった散歩場所にたくさん出かけることで、好きな遊びが見つかったり、新たな発見をしたり、季節の移ろいを感じたり…日々刺激のある毎日です。散歩先でも、お部屋でも、自分のやりたい遊びがすぐに見つかるようになってきました。やりたいことを思う存分楽しんで、“自分だけ”の世界から少しずつ“自分”と “相手”を意識し始めているりすぐみさんです。
2022年度10月の様子
ある日の友だちとの関わりの姿
子どもたちの心や身体の成長はめまぐるしく“自分はこうしたい!”“自分でやりたい!”という気持ちがまたぐん!と強まってきました。大人にとっては、ちょっと面倒と思えるような姿もあるかもしれませんが、自己主張を思う存分表現する中で、大人に気持ちを代弁されたり気持ちを受け止めてもらったりして、自分の気持ちに折り合いをつけることや相手にも気持ちがあることに気が付いていきます。
そんなある日のできごとです。Hくんが着替えの時、ズボンがはけなくて「できない、、、」と困っていると、Kくんが側に来てじっと見て、しばらくすると手伝ってあげていました。でもなかなかうまくいきません。
するとHiくんが大人の所に来て、そちらを指差し訴えにきました。「あらら、困っているね。Hiくんも手伝ってあげてくれる?」と伝えました。すると、Hiくん、KくんRちゃんも加わって手伝っています。Hくんはうれしくてニコニコ!歌まで歌って上機嫌です。
2022年度9月の様子
洗濯ばさみも最高のおもちゃ
手先が少しずつ器用になり、“つまむ”“引っ張る”などの動作もスムーズになってき ました。
指先は多くの神経が集中していることから「第二の脳」とも呼ばれることがあります。手や指先を動かし、神経を通じて脳へ刺激を与えることで、発達を促してくれるんですよ。りす組でも「指先をいっぱい使って遊んで欲しい!」と、4月から“指先の遊びを促すおもちゃ”を考え、お部屋に用意しています。
夏頃から少しずつ出来るようになり、楽しんでいるのが『洗濯ばさみ』です。指先にグッと力を入れるのが中々難しいのですが、Yちゃん・Eちゃんはすぐにコツをつかみ、段ボールの淵いっぱいに並べてつけていきます。
「ワタシモ」と、練習中なのはWちゃん。1つ1つ時間をかけて、上手に挟めると手を叩いて嬉しそう。少しの刺激が気持ち良いのか、Rちゃんは自分の手足の指を挟んで満足そうに見せてくれます。髪の毛につけて、鏡を眺めているのはEくん。「かわいいね」と言われて、はにかみ笑顔を見せていますよ。
洗濯ばさみでもっと楽しもう!と、壁面に洗濯ばさみをぶら下げた新しいおもちゃを作ってみると、Sちゃんは洗濯物を干しているイメージで早速たくさんの布やスカートを干しています。
2022年度8月の様子
水遊びの様子
7月はウォーターベッド・水風船・氷などの素材を取り入れ、感触遊びも楽しみました♪
牛乳パックで作った氷を出すと、みんなその大きさにびっくり!氷を気に入ったのはYちゃん、Rちゃん、Eちゃん。コップに氷を入れて、アイスのようになめたり手に持ってみたり…水遊び中はずーっと手に持って遊んでいました。
Hくんは「触ってごらん!」と伝えても“イヤイヤ”と首を振っていましたが、みんなが嬉しそうに触っている姿を見て、少しだけちょんっと触ることが出来ました。
テラスを使って、絵の具遊びも行いました。ボウルの中に絵の具を出すところを興味津々に見ているみんな。
手に絵の具をたっぷりつけて、大きな模造紙にペタペタ。Wちゃん、Eくんは自分の顔や腕にも絵の具を塗って、ボディペイントを楽しんでいました。絵の具を気に入ったSちゃん、座ってじっくり絵の具の感触を楽しんでいました。手から、足からたくさん刺激をもらって、成長していってほしいですね♪
2022年度7月の様子
水遊びの様子
暑い日には涼を求めて水遊び。水を恐がる子もなく、みんな思い思いに水遊びを楽しんでいます。
初めての日、庭あそびでも水が大好きな子どもたちなので、タライの水や遊具を見て表情が輝いていました。それぞれ好きなカップやスプーンを取りに行き、水をすくってはバケツに入れています。両手をタライにいれると気持ちよさそう。その時、保育士が水流を作ってみせるとびっくり!みんな集まってきて手を入れてはパシャパシャ水しぶきをあげていましたよ。暑い夏を楽しんで過ごしていきたいです。
2022年度6月の様子
自分だけの“お人形”
Sちゃんは登園初日からままごとの椅子に座らせて「はい、どうぞ」と、ご飯を食べさせ、ジュースを飲ませ、お世話を楽しんでいます。「ねんね~」と、布団を掛けて寝かしつけているのはEちゃん・Rちゃん。頭を撫でたり、トントンをして上手に寝かしつけていますよ。
わらべうたで一緒に遊んでいるのは、Hくん・Yちゃん・Sくん。布にお人形をのせ、「じごくごくらく」のわらべうたに合わせてユラユラ♪「とんでけ~」で、お人形がころりと落ちるのが楽しいようでケラケラと笑い合っています。両手を持って、「なみなみわんわちゃくり」のわらべうたも歌っています。
Wちゃんはお人形をおんぶしてお出かけごっこ。カバンも下げて、みんなに手を振ってお部屋中をお散歩しています。Eくんはブロックで作った「バ!(バス)」にお人形を乗せて走らせます。「ガガガ~」と、あっちへこっちへ。落ちてしまうたびに「あ~あ」と言って、また乗せていますよ。
お昼寝の時にも、お人形を連れてお布団に向かう姿が出てきました。Hくんは食事が終わると「ケン~♪」とお人形の名前を呼びながら迎えに行き、おしゃべりをしながら眠っていきます。Kくんはおんなじポーズで眠っている姿がかわいらしいですよ~。何だか似ていますね。
お父さん・お母さんが作ってくれた、世界に一人だけのお人形。
一緒に遊んだり、一緒に寝たり、時には心の支えにしながら、大切にしていきたいですね。
2022年度5月の様子
都市大の遊歩道に行くと、Hくんは歌いながらドングリ、石探しを始めます。Eちゃんは追いかけっこをしたくて、大人を誘います。“にやっ”と笑い走って逃げるのが“おいかけっこしよう!”の合図です。Rちゃん、Yちゃんはドングリ探しに夢中!Wちゃんにドングリを見せてあげると、にこにこ~と笑顔になります。
遊歩道から見える工事現場のショベルカーを見つけると、目が釘付けのKくん、Hくん。目を大きく見開いて「お-!」と指差します。そこで飛行機が通る音がして空を見上げ、飛行機が見えると二人で「おー!」と共感しています。大興奮の2人です。
多摩川土手に着くと、Yちゃんがすいすいと土手登りを始め、みんな「それに続け~」と後を追います。けっこう急な斜面ですが、登るのが上手になってきました。Sくん、Eくんは土手までの往復を歩いて移動するのもなんのその!体力があります。
2022年度4月の様子
いよいよ新年度が始まりました。昨年度に引き続き、新型コロナウィルスが流行し、毎日不安な日々の中で保護者の皆様には保育園の対応にご理解、ご協力を頂き、感謝致します。
さて、新しいお友だちを迎え、りす組10名での生活がスタートしました。子どもたちは新しい環境に戸惑い、甘える姿も見られますが、お友だちとの関わりを楽しんだり、ままごとでのごっこ遊びや見立て遊びを楽しむなど、少しずつ慣れてきている様子が見られます。
これから1年、個々の気持ちを大切にし、一人ひとりに寄り添いながら楽しく遊び、笑いのたえないクラスにしていきたいと思っています。そして保護者の皆様と一緒に成長を喜び合い、共感していきたいと思いますので些細な事でもノートや送迎時などにお話して頂けると嬉しいです。