
うさぎ組の
「とうきょうすくわくプログラム」

テーマの設定理由
〈テーマに関する子どもの興味関心など〉
・雨上がりの庭、水たまりが大好きな子どもたちと泥んこ遊びを通して全身を使った感触あそびを楽しむ中で、様々な素材での“感触あそび”へと広げていく。
活動スケジュール
活動内容/日付 | 時間 | 年齢/人数 | |
---|---|---|---|
① | 色んな感触で遊んでみよう(泥んこ・絵具) | 6月/午前中 | 2歳児/16名 |
② | 泡の感触を楽しもう「もこもこ」「ふわふわ」 | 7月/午前中 | 2歳児/16名 |
③ | 小麦粉、ゼラチンの感触を楽しもう | 7月/午前中 | 2歳児/16名 |


感触あそび
①色んな感触で遊んでみよう(泥んこ、絵の具)
活動のために準備した素材や道具、環境の設定
- 戸外では裸足になり、足裏や手など全身で泥んこの感触を楽しむ。大人も裸足になり、砂場玩具も利用しながら遊びをどんどん広げていく。
- 室内では絵の具を模造紙に広げ、自由に触れるようにする。
準備するもの ・砂場玩具 ・ポスターカラー ・模造紙
活動の内容
晴れの日には庭で泥んこのぬるぬるした感触を手足で感じながら楽しむ。室内では絵の具を使い、感触あそびを楽しんでいく。
活動中の子どもの姿・声、子ども同士や保育者との関り
- 雨上がりの庭。水たまりが大好きな子どもたちが裸足で泥んこの中に入っていく。「きもちいい~」「冷たいよ」「ぬるぬるするね」と子どもたちは泥んこの感触を楽しんでいる。全身泥だらけになるまで、集中して遊んでいく。
- 絵の具を模造紙に出してみると手に付けて遊ぶ子どもたち。「きもちいいね」「泥んこみたいだね」と話している。いろいろな手触り、いろいろな感触を手で確かめているのだろう。
子どもたちの姿
振り返り
- 絵の具遊びでは、雨上がりの泥の感触や絵の具の感触が似ている事に気がつく。ずっと触っている子どもたちの様子から、心地よく、感触を楽しんでいる様子がよく分かる。
- 雨上がりの庭。水たまりを見つけスコップ片手にカップやバケツに水をすくい入れ、チョコレート屋さんなどに発展していくことを楽しんでいた。山を作り、水を流しては、水の流れをみんなで楽しんでいた。



感触あそび
②泡の感触を楽しもう「もこもこ」「ふわふわ」
〈活動のために準備した素材や道具、環境の設定〉
- タライで泡を作り、泡の感触を楽しむ。
- 透明なカップに入れてみたり、食紅で色をつけたりして遊びの幅を広げていく。
準備するもの ・タライ ・石鹸 ・泡立てるスポンジ ・食紅 ・透明のカップ
活動の内容
- 泥んこや絵の具などの感触を十分に楽しみ、違った感触にも興味、関心をもつ。
- 手洗いなどで石鹸をたくさん出す子どもたち。水遊びの延長で泡あそびに繋げていく。
活動中の子どもの姿・声、子ども同士や保育者との関り
色々な感触を体験してほしいと思い、この日は泡を作って遊ぶことにした。
「うわぁもこもこしてて気持ちがいい~」
「やわらかい」「ふわふわ」と子どもたちなりに色々な表現で泡のもこもこを表現していく。
泡を使ってソフトクリーム屋さんなどのごっこ遊びでも盛り上がっていく。
活動の様子が分かる写真
振り返り
- 泡の感触を「モフモフだね」「気持ちいな」と楽しむことができた。
- 泡を使って水では出来ない造形を楽しんでいた。
- 普段は手洗いやお風呂で使うのもではあるが、遊ぶことは出来ないため、思う存分泡で遊ぶことができた。
- 食紅で色を付け、色がついている泡を使ってアイスクリーム屋さんごっこなど、水遊びでは出来ない遊びに発展していった。




感触あそび
③小麦粉、ゼラチンの感触を楽しもう
活動のために準備した素材や道具、環境の設定
・小麦粉粘土…小麦粉のさらさらの感触と粘土になった時に違いも楽しめるよう、作る工程も子どもたちと進めていく。
準備するもの
小麦粉粘土 ・小麦粉 ・伸ばし棒 ・型抜き
寒天あそび ・食紅で色を付けた水にゼラチンを溶かし、寒天をいくつか作っておく ・タライ ・透明なカップ ・スプーン
活動の内容
- 様々な素材での感触あそびを楽しむ中でいろんな物の感触に興味、関心をもつ。
- 水遊びを楽しむ中で、寒天の感触を知り、ゼラチンでの遊びに広げていく。
活動中の子どもの姿・声、子ども同士や保育者との関り
小麦粉粘土ではサラサラだった粘土に水を入れて少しづつ固まっていく様子を楽しんでいる。水を入れすぎるとべたべたしてしまうがちょうどよい量で小麦粉粘土を作れると柔らかくて気持ちが良い。
「なんかプニプニして気持ちいね」と子どもたちも何かを作るのも楽しいがただ触って長い時間コネコネしている時間も長い。触っているだけでも気持ちが良いのだろう。
活動の様子が分かる写真
振り返り
- 泥んこ、絵の具、泡、小麦粉、寒天といろいろな素材によって感触の違いに気が付き、楽しんでいた。
- 触り心地が気持ちよく、触っているだけで気持ちが落ち着き、夢中になっていた。
- 子どもたちにとって色々な感触に触れることで、自分の感じたことを自分なりの言葉で表現していることに気が付いた。

